勿忘草(わすれなぐさ)
新曲は私たちと皆さんの大切な習慣になりました
お忙しいかとは思いますが、よろしければ3分ほどお時間いただけませんでしょうか?
勿忘草(わすれなぐさ)
楽曲再生
勿忘草作詞、歌: 井上ヒロコ 作曲: 友蔵
忘れることができたら どんなに
楽になれると夜空を仰ぎ
揺れる勿忘草を見つけて
二度と戻れない あの日偲ぶ
君との幸せな日々が 続くと信じていたんだ
幻のように 散り果てた
思い出に振り回されてる
それでも季節は移ろう
悲しみとともに僕を連れて
もしも引き留める勇気あれば…
君に 勿忘草
風に吹かれて 癒えない心を
素直に伝えたなら 忘れないでいて
やはり安定のヒロコさんのボーカル
もう安心感すらあるよ、この人に任せておけば間違いないって感じよ 作詞だけみればまるでフォークソングかと思わせる抒情的な世界ですがバッキバキのダンスホール感です
楽曲の構成やこだわりについて
ROLAND JUPITER-8丸出しのイントロ
まずはここですよ、昨今の指一本でものすごい和音がギュワーってでる最新ソフトシンセ独特のゴージャス感が全くない感じ、もうオシレータの音丸出し、なのにモノフォニックでも強烈なインパクトを出すこのサウンドよ・・・たまらんですよ。もうね、この手のビンテージシンセの音を使ってると、余計なエフェクトは必要ないんですね、純正のコーラスだけでもう完成された音色なんですよ
ブリブリのシンセベースはKORG PolySix
ベースサウンドには毎回こだわりを持って作っています。FMサウンドにあるガツンとくるアタックも大好物ですが、この16分音符打ちの単調な奏法なのに存在感ありありのブリブリ感。これもほぼノーエフェクト。コンプで若干圧力高めにしているだけで、それ以外はもう素のPolySixサウンドです。
もちろんリズムはTR-909一択でしょう
っていうかここ最近つくってる楽曲はほぼ909か808しか使っていない。いや、使いたくない。ドラムサウンド、ドラム音源はもうたくさん使ってきましたが、結局いろんなテクノ系リズム音源は、ココを目指していたんだなっていう感じがします。909や808のエミュレータっぽい疑似音源が多数存在します、過去そのような音色をいろいろイジって楽曲を作ってきましたが、Roland Cloudの出現により、実機のサウンドが出せるようになった今、これ以外の選択が必要なのか?と思うほどハマっています。個人的意見なので聞き流してよ
曲全体で走っているピコピコシーケンスはヤマハ・CS-80
高い音域でディケイを短めにセットしてこれも手弾き16分音符打ちアルペジオでコードを叩き込む、あえて16分きっちりで跳ねたりしない、古き良き電子楽器の安定しないピッチと融通の利かない正確なリズム感を演出、昨今の電子楽器はグルーブクオンタイズとかいって、わざと発音タイミングをズラして揺らぎをだしたりする機能があります。打ち込みっぽく聞こえないようにしたいのかどうか知らんけど、ぼく個人的には思いっきり打ち込み感を出したい。音を聞いてるだけでシーケンスのテンポのLED点滅が見えてくるような雰囲気が最高に大好物なんで
要所要所にブチ込まれたオケヒにこだわり
イントロやAメロ、フィルに使われている「オーケストラヒット」通称オケヒ、ジャジャン!っていう音ね、これは80年代というよりは90年代初頭にこぞって使われていた音色です。最新の派手派手なソフトシンセにくらべたら実にあっさりした音色ですが、曲の中で埋もれない存在感。最高ね
バッキングコードはJV2080プリセットサウンド
伴奏でコードを弾いてるエレピは定番のJV1080プリセット まぁ実際はXV5080サウンドなんだけども、キラキラ感がたまらんよね、全体的にそうなんだけどこの手のビンテージ楽器を使ってるとエフェクトの使用率がかなり低くなる。ほぼ素の音色で使うことが多い。はじめはディレイやリバーブやらかけて作っていても最終段階でオフにしてしまいます。余計な装飾をして音がボヤけてしまうほうがナンセンス