優しさの亡骸(なきがら)
触らないで、見つけないで。
壊れてしまった信頼や関係性、そしてその中に残る傷、後悔、無力感
選んだ道の果てにたどり着いた場所
壊れた優しさと積み上げたものの喪失
手を伸ばせば届きそうなのに、触れると壊れてしまう。
これは、人間関係の中で築いてきた信頼や思い出が、今では脆くて、もう戻らないことを表しているようです。

優しさの亡骸(なきがら)
楽曲再生
優しさの亡骸(なきがら)作詞 作曲:友蔵
何も見たくないのに 何もいらないのに
どうして集まるの どこにも逃げられず
すぐに終わりたいのに ただ見つめていたの
ここから出て行って 消えてなくなるまで
手を伸ばせば 届きそうな 壊れた優しさに
触ればほら 消えてしまう 積み上げたすべてが
後悔と向き合うことの拒絶
「騙してきたくせに後悔?」というフレーズから、相手に対する怒りと冷めた視線が読み取れます。
逃げ場のない心と終わらせたい感情
心のどこかで「もう終わってしまいたい」と願いながら、なおも誰かに見つけられ、触れられてしまう。
だから「触れないで」「来ないで」と拒絶し続ける。
“本当”の不在と心の破片
「それは本当にあるものなんですか」——愛、優しさ、救い、希望……それすら疑うほどの虚無が支配しています。
壊れてしまった優しさ、もう戻らない心。
触れれば崩れる想いの欠片たちに、あなたはまだ目を向けられますか。