きっと届かぬ　思いを胸に言葉をかわす　寒い冬の景色
「じゃあまたね」　電話の後に言葉にできない　思いがあふれる

それでも僕らは　笑ってた 切ない痛みをごまかすように
あなたのやさしさに触れるたびに
なぜだろう涙が止まらないよ

青い鳥が　大空めぐりあなたの元に　手紙を運ぶよ
会えない　時間が二人の絆を　強くしてるの？

風吹く夜空に舞い上がる 雪が痛く心に降り積もる
これ以上何も言わないでいよう
そうじゃないと　僕らが壊れちゃう

町に光る　イルミネーション輝く　星空のようだね
同じ空　同じ月の下で

ねぇ？　聴・こ・え・る？

このメロディは時間を越えて青い翼と　共に羽ばたくの
けして二度と会えない訳じゃない
またいつか、どこかできっと会える

北風吹く夜空に舞い上がる
雪が赤く彩り溶けてゆく
これ以上何も言わないでいよう
そうじゃないと　僕らが壊れちゃう

でも・・・・　心の中に・・・・
まだ・・・・　あなたの声が　きらめいてる

幸せな二人が重ねた二つの雪の玉
吐息は真っ白で降り積もるわたぼしと同じ

思いをソコに残すように彼女は雪球に語りかける
未来に光がありますようにと
小さな声でそっとささやいた

楽しい時過ごし　明かりのともる帰り道
絡めたその腕が突然にもろくすり抜けた

雪に沈む君の両膝
立ち上がれず不意に涙こぼす
ごめんね隠してたと・・・はにかんで
あまりにあっけなく天に帰る

揺さぶっても眠りさめず
いつまでも泣き喚く恋人
神よなぜ僕のマリアを奪うのですか

季節めぐりまた息白く涙も笑顔もなくした僕は
無意識に雪の玉を重ねて
どおしたらいいのと　話しかける

命宿したように雪球は彼女の言葉を僕に伝える
思い出した僕は「ありがとう」と
解き放たれたように泣きじゃくる

あぁ・・・前に進もう
あぁ・・・前に進む為に泣かせて